090-1969-4812
塗り床とは下地コンクリートを保護し美装性を上げる役割を果たす床材です。現場でコテやローラー、刷毛で塗り付けて仕上げ、それぞれ仕上げ厚や仕上がりも異なります。
塗り床にはその主成分で無機系と有機系(合成樹脂系)に分けられます。
それぞれの成分から機能・性能として現れる特長が異なります。
樹脂にはそれぞれ固有の特性があり、その特長を利用した合成樹脂系塗り床があります。
合成樹脂系塗り床としての機械的、化学的性能を高めるため、硅砂や補強材としてガラス繊維クロスなどを複合させることにより、さまざまな使用条件に対応した多様な商品群でお施主様のご要望にお応えします。
合成樹脂系塗り床には、
(1)厚膜型塗り床:コテで塗るタイプ
(2)薄膜型塗り床:ローラーで塗るタイプ
の2種類があります。
塗り厚1mm程度以上に適しており、基剤と硬化剤とを混合させ化学反応を起こすことで塗膜を作ります。
合成樹脂の種類 | 基本特性 | 主な商品 | |
---|---|---|---|
エポキシ樹脂系 | ○ | 接着性・耐薬品性・機械的性能にすぐれる | ケミクリートE / ケミクリートE - MR パーキングガード 水性 / カラートップF ベストクリート / ケミクリートフリーズE ケミクリートEX / パークコートサンド セーフティコート / ケミコンダクトS-10 ケミクリートHR |
△ | 耐候性・低温硬化性( 5℃以下)に弱い | ||
ウレタン樹脂系 | ○ | 弾力性・衝撃性・耐摩耗性にすぐれる | ビューコート / ビューコート ハイブリッド工法 タフクリートFL / タフクリートMH コンダクトハード / ケミコンダクトVC カラートップDL スペースソフトコート カラートップSR ポリメタイトECO / パークコートストーン |
△ | 高湿度の環境では発泡しやすく施工時に注意が必要 | ||
MMA樹脂系 | ○ | 速硬化性(2時間以内)・低温硬化性 (-20℃迄可能) に富み、耐薬品性にすぐれる | ケミクリートMS ケミクリートMS・L |
△ | 施工時に臭気がある(ケミクリートMS) | ||
ビニルエステル 樹脂系 | ○ | 耐薬品性・耐熱性・耐食性・有機酸にすぐれる | リフトガード ケミクリートSV5000 ケミクリートSV ケミコンダクトSV5000 ケミクリートSVX |
△ | 美装性にやや劣る 施工時に臭気がある(除くリフトガード) |
有機系(合成樹脂系)塗り床にはその目的にあった工法がそれぞれ開発されています。
ABC商会の合成樹脂系塗り床材の代表商品である「厚膜型エポキシ樹脂系塗り床材ケミクリートE」に適用される工法だけでも6種と多種にわたっています。
流しのべコーティング工法
厚さ:約0.8mm
①プライマー
②下塗
③上塗
防滑工法
厚さ:約1mm
①プライマー
②下塗+骨材
③上塗
流しのべペースト工法
厚さ:約2mm
①プライマー
②ペースト
③上塗
ペースト防滑工法
厚さ:約2mm
①プライマー
②ペースト
③中塗+骨材
④上塗
ライニング工法
厚さ:約1.2mm
①プライマー
②下塗
③ガラスクロス貼+脱泡+研磨
④目潰
⑤上塗
ローラースチップル工法
厚さ:約0.8mm
①プライマー
②下塗
③上塗
④トップコート